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髪の毛のしくみ

●髪の毛の構造、成長のメカニズム説明
髪の毛は、ケラチンというタンパク質からできています。
断面を見ると一番外側に「毛小皮」、その内側に「毛皮質」、中心部が「毛髄質」とそれぞれ呼ばれる3層になっています。 ちょうど皮膚表面が角質層、表皮、真皮という3層でできているのと同じように精密な構造で、0.何ミリという太さの毛も成り立っているわけです。

毛の根元の部分は、皮膚の外に出ている部分を毛幹といい、皮膚の中にある部分を毛根といいます。
毛根の根元は表皮、真皮の下の皮下組織に入り込み、毛球といって、最下部はぷっくりと膨らんでいます。
その下端にあるのが毛乳頭で、それを取り囲むように毛母細胞とメラニン細胞が密生しています。

毛入頭には血管や神経が集まっていて、毛母細胞は、そこから栄養を受毛け取り、子細胞(毛芽細胞)を次々とつくって、毛を成長させていきます。

髪の毛は、生まれたばかりの赤ん坊にも髪が生えています。
実はこの毛は実際の髪の毛でなく産毛で、髪の毛に限らず赤ん坊の全身を覆っている産毛は、2歳くらいまでにいったん全て抜け落ちてしまいます。
これは言わば毛根の予行演習のようなものです。
一度抜けた後、始めは3年程、次には4〜6年程の寿命で生え変わりながら、徐々に濃くなって、やがて大人の毛に生え変わっていくわけです。
毛が生えてから抜け落ちるまでの周期、つまり毛周期は大人になると一定してきます。
目安としては5〜6年というところです。

成長期(アナゲン)に太く伸びた毛の根元は、退行期(カタゲン)に入って角化が始まり、休止期(テロゲン)を迎えて自然に抜け落ちます。
これが健康的な抜け毛の周期で、3ヶ月程で同じところから新しい毛が生えてくるわけです。
成長期は2〜5年、平均して1,000日続き、この時期には毛乳頭や毛母細胞に血液を通じて栄養がどんどん供給され、毛芽細胞が分裂して毛ケラチンなどを形成し、上へと押し上げていきます。

この頃は、皮膚の中で毛を包み込んでいる毛包も長くなり、皮下組織の奥までしっかりと伸びているので毛を抜くのにも力がいる程です。
それが退行期になると、毛根下部の組織が萎縮して生成をストップさせてしまい、さらに2〜3週間して休止期に入ると、毛根はさらに縮んで成長期の半分ほどにあり、少し引っ張る事で抜けてしまうようになります。
しかし、これは決して死に絶えたしまったわけではなく、冬が来て地上に出ている茎や葉が枯れ落ちてしまったのと同じです。土の中で球根が春をじっと待つように、毛根は時期を頭皮の中で待っています。

毛周期は生涯にわたってきちんと守られます。
5〜6年伸びて、抜けたあと3ヶ月間程休眠してエネルギーを蓄え、また新たな芽をさします。

髪の毛の伸び方には個人差、男女差があり、男性でが1日に平均0.35ミリ、女性では0.21ミリ伸びるといわれています。
つまり健康な人で、1ヶ月に平均約1センチずつ伸びていくわけです。
それぞれの髪の毛に寿命がある以上、抜け毛が1日に100本程度あったとしても、正常なのです。

しかし、1日に200本以上も抜けてしまうことで、再生が追いつかなくなってしまう人や成長を休止しているはずの毛根が、なぜか永眠期になってしまいそうな人には問題があるといえます。





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